不眠症の治療について

不眠症

睡眠時には、眼球を動かすレム睡眠と、動かさないノンレム睡眠があり、ある一定の周期で繰り返しています。レム睡眠時には眼球が動き、また、夢をみますまた、レム睡眠には、記憶を整理するという役目があると言われます。それに対し、ノンレム睡眠は深い睡眠で、心身ともに休息すると言われます。

睡眠にはいくつかのホルモンが関わっておりますが、メラトニンはその最も重要なホルモンの一つで、脳内の松果体において生成されます。 

夜間にメラトニンが十分に出されるようにするとよい睡眠が得られます。ブルーライトやスマホの明かり、LEDの明かりなどには、メラトニン放出を抑制することがあり、睡眠の邪魔をする可能性があります。良い睡眠をとるためには、それらを避けた方がいいでしょう。

また、昼寝も取り過ぎるとよくなく、人によりますが、20分以内を目処にするとよいでしょう。

十分な睡眠をとらないと、肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病の原因となると言われます。

睡眠障害の治療としては、まず、生活リズムをよくすることです。

昼間十分に日光をあび、体を動かす、三食規則正しくとるようにしましょう。生活のリズムを正す事が肝要です。

また、睡眠時の部屋の温度は、暑すぎず、寒すぎないようにしましょう。24-26度程度を目処にしましょう。

人は一晩でおよそ20回くらい寝返りをうつといわれます。枕や寝具は重要となります。枕の長さは多少長めの方が良いようです。また、枕の高さも、適切にすると良いでしょう。

あくまで、私個人の意見ですが、眠りがとれないと、色々な事を考え、必要以上に不安になり、メンタルの調子が悪くなると思います。薬に頼らないで睡眠をとれるのが一番良いですが、先々のことより、まず今晩、明日の気持ちを良くする事の方が肝要と思っております。